北島多紀先生
プロフィール
大学時代から通訳の授業を履修ながら、土曜日には土曜学校にも通っていました。
大学卒業とともに通訳者として仕事を始め、工場での技術研修や視察団の同行通訳、放送通訳などから経験を積む機会を得、現在では国際会議やシンポジウムなどの同時/逐次通訳、商談などさまざまな場面でのコミュニケーションの橋渡しのお手伝いをさせていただいています。
大学で非常勤講師として学生さんたちに通訳の授業を担当もしていますが、土曜学校ではプロを目指す方たちも多く、より現場に近い実践的な授業を心がけています。
メッセージ
通訳者は「話し手のメッセージを、聞き手にも響くように伝える」役割を担っています。
プロの通訳者として通用するためには、通訳の技術的な技能はもちろんですが、準備のプロセスからお客様や他の通訳者との連携、聴衆とのダイナミクス、通訳者本人の人間性にいたるまで、さまざまな要因がかかわってきます。
通訳者には、それらをすべて総合した高い「トータルパフォーマンス」が求められるのです。
そうした通訳の現場での豊富な経験をベースに、第一線の講師陣がさまざまな分野の教材を使って授業に臨んでいます。講師のほうも真剣勝負です。受講生のみなさんの向上心が非常に高いからです。
お互いに高いモチベーションを共有し学び合うのが土曜学校。その前向きな切磋琢磨の中から、通訳者としてデビューし活躍される方も多くいらっしゃいます。通訳の仕事をしながらも、継続して土曜学校で研鑽に励んでいる方もおられます。
プロを目指している方、土曜学校でトータルな意味での実力をつけ、デビューすることは夢ではありません。プロを目指していなくても、講師やクラスメートの話を聞く機会も多くあるこの学校で、たくさんの刺激を受けることは間違いありません。
ぜひ、一緒に通訳の奥深い世界を経験しましょう!そしてよりよい社会のために、世界の平和のために、通訳者として役に立てる日を実現させましょう!
岡田悦子先生
プロフィール
大学在学中に通訳の授業を受講するが、通訳にはならず、放送局に就職。報道局で番組制作に従事する。退職後、本校に通い、会議通訳者になる。現在、環境・エネルギー、政治経済、IT、ビジネスなどの分野の同時・逐次通訳を行っている。
メッセージ
マスコミの世界から通訳の世界に入ろうとした時、斎藤美津子先生に出会いました。その時の先生の言葉が今でも忘れられません。「あなた、自分の言葉で語るんじゃなくて、人の言葉を訳すのよ。つまらなくない?」 返答に困っている私に先生は付け加えました。「でも、通訳って実はとてもクリエイティブな仕事なのよ」
それから15年余り。先生の言葉を痛感する毎日を送っています。同じ発言を訳しても、使う表現、トーン、表情など、通訳者によって大きな違いが表れます。英語力は勿論ですが、背景知識や、話し手の思いを汲み取る感性、ニュアンスを含めて的確に表現する力、伝えたいという気持ち--通訳は、総合的なものが問われる、極めてクリエイティブな仕事です。
こうした視点に立ち、土曜学校では、個性豊かな講師陣が、現場で役立つ様々なテーマで授業を行っています。私はなるべく多くの時間を実践に費やし、通訳を録音して客観的に聞く時間を設けています。実力をつける第一歩は、弱点に自ら気付くことだからです。
皆さんも土曜学校で、色々な内容の引き出しを作りつつ、英語力にとどまらないコミュニケーション能力を是非高めて下さい。私たちがお手伝いします。

